オリグナルグッズがヘルプマークに酷似しているとして、炎上している椎名林檎さんですが、運営サイドの沈黙をよそに、さらに大きな問題に発展しているようです。

都が販売元のレコード会社に対応要請
14日、一斉に報じられた内容によりますと、都は(ヘルプマークの)著作権と商標権は都が保有しており、販売や利用目的の使用は認めていないとしたうえで、ヘルプマーク酷似グッズへの苦情が相次いだことから、11日に販売元のユニバーサルミュージック合同会社に確認をしたといいます。
ユニバーサルミュージック合同会社の担当者からは「対応を協議している」という返答があったため、都の方から「早急に結論を出してほしい」と要請をしたということです。
小池百合子知事から助け舟?


椎名林檎さんと、小池百合子東京都知事は、リオオリンピックの閉会式で椎名林檎さん演出で小池知事が登場したり、また、日比谷野外音楽堂でのイベントで同じステージに立っていたりと、距離が近い印象です。
実際どの程度の親交がありのか分かりませんが、2人が面識もあり、また大きな東京オリンピックという場で関わっていることから、一部では小池知事が助け舟を出すのではないか?椎名林檎サイドが小池知事に相談するのではないか?と憶測する声があがっていましたが、さてどうなんでしょうか?
今のところ、そのようなことはなさそうですが…。
すでに実害が出ている?
椎名林檎さんのオリジナルグッズが、ヘルプマークに酷似していて、支援が必要な人が支援を受けられなくなる可能性があるということで、批判の声があがっていましたが、実際に実害が出ているようです。
・ヘルプマークをつけていた人が街中で「それって椎名林檎のグッズですか?」とたずねら れた。
・電車内でヘルプマークをつけていた人が「あれ、椎名林檎のグッズのやつ〜」と指差されて笑われた。それ以降つけにくくなってしまった。
・電車内で、ヘルプマークをつけている男性を見た女子高生が「椎名林檎の炎上グッズ」と言って笑っていた。
・ヘルマークをつけて買い物に行った人が、若い人に「Twitterでみたグッズやん」と笑われた。本人はパニック障害のためヘルプマークをつけているわけだが、(見知らぬ他人に注目されたり、笑われたりすることが発作を誘発する可能性があるため)怖いと述べている。
もしヘルプマークをつけた人が体調が悪くなってうずくまっていたとしても椎名林檎さんのグッズだと勘違いされてしまう可能があります。
また、ただでさえもヘルプマークをつけている人は日常的にストレスや不安を抱えているが、他人に指差されたり笑われたりすことがさらにストレスになってしまったり、それが嫌でヘルプマークをつけることを躊躇してしまいかねません。
ヘルプマークは、つけている人にとっては大切な命綱でありお守りなのす。
責任の所在はそこにあるのか?
今後、このような問題のあるグッズを発売してしまった責任の所在はどこにあるのかが問われると思います。
販売元のユニバーサル合同会社、椎名林檎さんの事務所、黒猫堂、デザイナー、などグッズ発案、企画、決定、発売の流れの中で、それぞれがどのように関わってきたかということも重要かと思いますが、やはり最終的に GOサインを出したところに責任があるのでしょう。
確固とした世界感を持っている椎名林檎さんなので、グッズの企画もイニアティブを取ると思いますが、運営側はアーティストであり看板である椎名林檎さんに傷がつくことを恐れていると思うので、椎名林檎さんをかばう形で収束させていくのではないでしょうか。
まとめ
椎名林檎さんサイドは、問題が発覚してからすでに一週間が経とうとしているが、今のところ「協議中です」と伝えたのみで、具体的な対応はまだ何もしていません。
炎上は広がる一方で、実際にヘルプマークをつけている人たちに被害が及んでいることから、いっこくも早い対応が求められると思います。
東京都が早急な対応を求めていることから、今週中にもなにか動きがあるのではないでしょうか?


