『ヘルプマーク激似問題』で炎上している椎名林檎さんですが、過去にも炎上し、炎上商法では?と物議を醸したことがありました。
見ていきましょう。
椎名林檎の炎上商法?まとめ
1.『日本共産党』と書いた拡声器を使用(1999年)

椎名林檎さんは、ライブで「幸福論(悦楽編)などを歌う時に『日本共産党』と書いた拡声器を使用していました。
どちらかというと、現在は体制側と言われている椎名林檎さんですが、いわゆる戦時中の『赤』というイメージが現代よりも色濃く残る2000年に、なぜ『日本共産党』と書いた拡声器を持っていたのか憶測を呼んでいました。
『日本共産党』と書かれた拡声器を持つことで、「反体制側」を想起させ、自分をアブナく見せる狙いがあったのでしょうか?
実は、このパフォーマンスは、遠藤ミチロウ氏率いるバンド『スターリン』のマネだといわれています。
2.自分の愛車のベンツに『ヒトラー』と名前をつけていた
椎名林檎さんは、自分の愛車のベンツに『ヒトラー』と名前つけていました。
いわずもがな、ヒトラーといえば、ナチスドイツでユダヤ人大虐殺を起こした、悪名高き人物です。
なぜ『ヒトラー』などという名前を付けたのか真相はわかりません。
もしかしたら遠藤ミチロウ氏が「世界で一番嫌われてるやつの名前をつければすぐ覚えてもらえる」と言う理由で、独裁者スターリンの名前をバンド名にしたことに影響を受けたのかもしれませんんが、バンド名と愛車の名前では意味合いも違ってくるため、物議を醸したのでしょうか。
のちに、「すぐ故障するし使えないから」と言う理由で、このベンツは『罪と罰』のMVの中で真っ二つに切られ、『依存症』のMVで爆破されています。
その時、椎名林檎さんは涙を流して見ていたそうです。
3.アルバムのジャケットが旭日旗を模したデザインになっている

アルバム『日出処(ひいずるところ)』のジャケットが旭日旗を模したデザインになっており、 SNS上では批判が殺到しました。
そもそも、韓国を始めアジアの国々では、旭日旗はナチスの旗のように戦犯旗扱いをされているため、タブー視されています。
日本でも、大政翼賛会や戦争の象徴として捉えられていることと、当時(2014年)の自民党政権の右傾化が国際社会からも懸念されており、日本国内からも問題視する声があがっていました。
4.W杯テーマ曲『NIPPON』の歌詞とパフォーマンスが右翼的だと問題に

W杯テーマ曲『NIPPON』の歌詞が「右翼的」「愛国ソング」と批判を浴びました。
出だしは「万歳!万歳!日本晴れ 列島 草いきれ 天晴」で始まります。
その後も「この地球上でいちばん混じり気ない気高い青」と言う歌詞が、サムライブルーを過剰に意味づけしているとされ、続き後半は「淡い死の匂い」「あの世へ持って行くさ」など神風特攻隊を連想させると問題視する声があがっていました。
椎名林檎さん本人は、インタビューで「今対戦中でもないのに、人に「どっちなんだ?右なのか左なのかと問うこと自体ナンセンスだと思います。」と述べた上で「すごくつまんないと思います。(中略)自分が嫌いな相手にまで好かれたいとは思わないですし。縁がない人たちがおっしゃってる、というだけですから」「とにかく否定する材料を探したいんでしょうね。(中略)面白おかしくおっしゃりたいんじゃないんでしょうか。それで私の何が奪えるというのだって感じですよね。」と語っていました。(出典:withnews)
W杯テーマ曲はこれまでもいろんなアーティストが手掛けてきましたが、国際大会なので、日本にだけ的を絞らず、全てのプレーヤー、そしてサポーターを鼓舞させるような内容だったのですが、椎名林檎さんの『NIPPON』が、日本の応援歌のようになっていたので、多くの人が違和感を感じたということもあるのかも知れません。
また、W杯の時期は愛国心が刺激されやすいことや、当時の自民党政権の右傾化が国際的に懸念されていたことなど社会的な背景もあって、多くの人達が不安視していたのではないでしょうか。
また、久しくヒット曲から遠ざかっていたため、炎上商法を仕掛けたのでは?という声も上がっていました。
ヘルプマーク激似のオリジナルグッズ
まさに今大炎上している「ヘルプマーク激似のオリジナルグッズ」の件です。

この、アクリル・カードケースが赤十字のヘルプマークに似ており、誤認をまねくと批判されています。
現実問題として、ヘルプマークを持っている人は命がかかっているので、ヘルプマークの実効性が薄まるような可能性のあるこのグッズは人命に関わる問題としてとらえられています。
また、赤十字マークは盗用の可能性のあり、法的な問題に発展する可能性もあるようです。


