静岡県裾野市の「私立さくら保育園」で、1歳児に対して虐待していたことがわかりました。
私立さくら保育園は、29日に保護者会を開きその事実を明らかにしました。
私立さくら園 虐待の内容に保護者はショック
一体、どのようなことが行われていたのでしょうか。次のような内容が明かされています。
- 子どもが寝る時に「ご臨終です」と言っていた
- 足を持って逆さ吊りにしていた
- クリアファイルで頭を叩いていた
- 給食を食べない子どもを、空調の効いてない倉庫に閉じ込めていた
- 刃物をちらつかせて怖がらせていた
- 「ブス」というような暴言を浴びせる
- ズボンを無理やり脱がせる
子どもが寝る時に「ご臨終です」と言ったり、足を持って逆さ吊りにしたり、空調の効いてない倉庫に閉じ込めたり、刃物をちらつかせて、その反応を見て楽しんでいたと言います。
子どもの命にも関わることであり、また、両親から離れて社会というものを最初に経験する保育園で、このようなことが行われてしまたことが子どもの心にどんな影響を及ぼすのかを考えると、本当にひどい行為だと思います。
こういった行為は3人の保育士によって行われたといいます。
また、虐待の内容に保護者は「ここまでひどいと思わなかった」とショックを受けているようです。
私立さくら保育園の対応

私立さくら保育園の園長である櫻井利彦園長は「大切なお子さんの尊厳を傷付けてしまったこと深くおわび申し上げます。誠にすみませんでした」と保護者に向けて謝罪しましたが、保護者からは、当然ながら「虐待した保育士3人を連れてこい」「人間のすることじゃない」など厳しい意見が上がっています。
また、園長は次のようにも述べています。
しつけの延長じゃないですけど、そこがはみだしてしまったのかなというところです。子供はわからないじゃないですか。1歳の子供はしゃべれるわけでないし、泣くことでしか訴えられない子供に対してそういうことをするというのは、絶対許せる行為ではないと思っています。それもすべて私の管理不足だと思っています
Yahooニュース!
問題の保育士3人は、30代から40代で「しつけのつもりだった」とおおむね虐待を認めているということです。1人はすでに退職していますが、残る2人はまだ退職していないようです。
私立さくら保育園、30日に記者会見を行う予定です。
私立さくら保育園 虐待発覚は8月
虐待は、別の保育士によって8月に報告されていたようですが、4ヶ月間公表されませんでした。
隠蔽しようとしたのでしょうか。その分子どもたちへの被害が広がったのではないかが心配ですね。
子ども達への影響は
今後、子ども達への影響が心配ではありますが、次のような指摘もあります。
- 1 歳児だから恐怖心が残る
- 普段は忘れてても突然フラッシュバックが起こり人格形成にも影響が出る
- したがって親はこれから大変な思いをする
今後の子ども達へのケアが重要だと思われます。親だけではなく、園や自治体、専門家の介入が必要になってくるかもしれません。子ども達に十分なケアが行き届くことを願います。
世間の声
