
岸信夫氏の長男で、安倍元首相の甥である岸信千代氏が出馬表明しました。
信千代氏は、父親である岸信夫氏が体調不良を理由に辞職することになったため、後継者として山口2区から立候補することになりました。信千代氏は、さっそく山口県岩国市で記者会見を開いて自己のアピールに努めたり、公式サイトを作成して公開するなど、選挙戦へ向けた動きを活発化しています。
しかし、開設した公式サイトがとある理由により炎上しているといいます。
岸信千代 公式サイトに家系図を掲載
岸信千代氏は自身の公式サイトのトップページに「家系図」を掲載しました。
信千代氏は、佐藤栄作氏を曽祖叔父に、岸信介氏と安倍寛氏をを曽祖父に、安倍晋太郎氏を祖父に、安倍晋三氏を伯父に、岸信夫氏を父に持つ、まさに政治家一家ですが、通常なら親の七光り、昨今批判の対象ともなっている世襲についてはあまり前面に出さないようにするというのが一般的な考えかとは思うのですが、今回の公式サイトのトップページに掲載したとあって、ネットでは多くの声が上がっています。

有権者にとっては、投票の一番の判断材料となる政策を知ることが最も求められていると思うのですが、信千代氏は、まず自身の血統を有権者に知らしめたかったということなのでしょうか。
最初は次のように、「家系図」という文字が入っていたようなのですが、削除されていましたので、批判を受けてのことなのかもしれません、

岸信千代氏 肝心の政策は?
岸信千代氏の公式サイトに掲載された政策は次のようなものとなっています。

- 誇りうる国づくり(憲法改正、国民の生命、財産を守る)
- こころ豊かな社会づくり(教育、文化、経済課題に取り組む)
- 夢あふれるまちづくり(地域の声を聞き、地方創生を目指す)
政策からは、今のところ具体的な政治の方向性は見えてこないような印象です。
ネットで批判相次ぐ
血統書付きのペットショップの犬みたいだな これで当選できると思っているだろうし実際当選するんだろうな
@nameko03pt
すごいですね! 1番最後に仕方なく載せてる政策の1番最初に来るのが「国」づくり。 「国」よりも民を最優先で考えてくれ。 「国」を最初に考えるような人達が中央に集まるから先の大戦のようなことになる。
@2QxzFF7LYWQqyjQ
自身のHPに政策そっちのけで「家系図」を掲載している岸信千代氏。政治を「家業」としか考えていない証左。公的制度・公務員・公有財産を当然のように私物化してきた安倍晋三氏、岸信夫氏の体質を連綿と受け継いでいる様が透けて見える。封建領主宛らの振る舞いで、民主国家の政治家の姿勢ではない。
@Narodovlastiye
統一教会にすべてを奪われ、進学をあきらめ夢も進路も断たれた山上徹容疑者。 その統一教会とつながった祖父・父・伯父らの築いた財産で有名大学に進学し、さらにその権力と人脈によって選挙に立候補する岸信千代氏。 こんなにも対照的な「二世」があるだろうかと思った。
@yukimusi2006
岸信千代のパンフ表記は論外ながら、そうした者を立候補させる土壌、当選させる可能性の高い山口2区の有権者の姿勢が問われます。岸信介、佐藤栄作、安倍晋三、一族から総理を出してしまった日本の有権者も問われているのです。安倍晋三のような出来損ないが国を滅ぼしかけた事実も記憶します。
@ax64544696
岸信千代っていう名前に、岸家の執念が見て取れる。 岸信(岸信介)+千代(forever)
@Quietsu
女性の省略は「見せたいところを見せた」だけなので 図としてありだが… 気になったのは 世襲制に批判的な人が一定多数いる中で これをウリにする無神経さと 世襲制賛成者をあてにできる 世の中だってこと また本人が掲載を承認してるという事は 血筋を当てにしている若者だということ
@anemonadeclark
岸信千代の開き直りがすさまじい 世襲議員は普通は世襲を隠すものなのに世襲をウリにするなんて… 日本の政治もここまで堕落したの?
@miyuu11212
ネット上では、圧倒的に批判の声が多かったものの、応援や擁護の声も上がっていました。
岸信千代さんは 気負わず 日本のために 信念を持って 仕事をして欲しい 以上です。
@C15LsnquRTwZ28mU
自民だけには文句言うのね 私は岸信千代さんには期待してる あの叔父様とお父様の影響を受けていると思うから
@Syokudai_M
山口2区とは?
さて、今回岸信千代氏が立候補する山口2区について見ていきましょう。
山口県は本州の西端に位置しており、その中でも2区は瀬戸内海側にあります。

行政区域は
- 下松市
- 岩国市
- 光市
- 柳井市
- 周南市
- 大島郡
- 玖珂郡
- 熊毛郡
有権者の数は
38万6937人
前回、前々回の衆議院議員総選挙でも、岸信千代氏の父親である岸信夫氏が圧勝しており、岸家にとってはかなり盤石な地盤を築いていると言えます。


まとめ
岸家の執念ともいうべき命運を背負って出馬する岸信千代氏ですが、公式サイトに家系図を掲載して炎上しております。
すでに、選挙へ向けて着々と駒を進めており、実際の選挙戦では、山口2区の自民党派、財閥や名士などを含めた組織票の獲得は織り込み済み、岸家と安倍家の人脈を利用した選挙応援演説、安倍昭恵さんの応援など、バックアップは今のところ十分なのではないでしょうか。
今後、山口2区での衆議院議員選挙には、全国民の注目が集まりそうですね。
選挙は、安倍晋三氏の死去に伴って実施される山口4区の補欠選挙と合わせて、4月23日に実施されます。

