姫路女学院高校ソフトボール部 体罰は日常化していた!なぜスポーツクラブで体罰が見過ごされるのか

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体罰事件概要
目次

姫路女学院高校の会見概要

姫路女学院高校の女子ソフトボール部の顧問が女子生徒の顔を叩き、全治1ヶ月の重傷を負わせた問題で、同校は3日に会見を開いたようです。

会見では、姫路女学院高校を運営する『摺河学園』の摺河祐彦理事長が「被害に遭った生徒や両親はもちろん、それ以外の生徒にも心から申し訳なく思っている」と頭を下げて謝罪しました。

その一方で、顧問教諭に関して「自分に厳しく、生徒にも厳しく当たる傾向があった」と擁護するような発言をしたり、「教諭はこうした行為について学校側の調査に「じゃれ合いと思っていた」と説明している。今後、体罰に当たるかどうか判断する。」として、今回の体罰事件に対する認識の甘さが露呈する内容であったように思います。

体罰は日常化していた?

1日にはソフトボール部の保護者会を開催しており、複数の保護者から、顧問教諭が日常的に部員の頭や肩をたたいていたと指摘があったという声も上がっていたようです。

また関係者によると、対外試合の際、他校の教員らに対し、「こいつらクズなんです」と発言したこともあったようです。

こういった証言はおそらく氷山の一角であり、実際には日常的に体罰や暴言、パワハラが行われていたのでしょう。

なぜスポーツクラブで体罰が見過ごされるのか

スポーツクラブに所属したいたことがある人、または自分の子どもがスポーツをやっている人にはわかると思いますが、そのチームの中で、コーチや監督は絶対的な存在です。

また、体罰や暴言などを受けていたとしても、厳しめの指導やしごきだと思い込んで受けている場合がほとんどです。

親もまた、自分の子どものレギュラー入りやポジションがかかっているから監督に歯向かえない状況があったり、親が意見をすることで子どもに不利益が生じるのではないかという思いがあり、体罰や暴言があってもなかなか言えないという状況があるのではないでしょうか?

学校の部活動というコミュニティは、所属する学生にとってはその世界が全てであり、その中で継続的に暴力やハラスメントを受け続けることは、心理的に大きな負担となり、PTSDや不登校などの原因になりうるという指摘もあります。

法律で禁止さている体罰とは

現在では、体罰は法律で禁止されていますが、日本では長い間、体罰はしつけの内という考えが残っており、いまだに今回の姫路女学院女子バレー部で起きた体罰事件のようなことが絶えません。

【法律で禁止されている体罰に当たる行為】

1.身体に対する障害を及ぼすもの

2.肉体的苦痛を与えるようなもの

姫路女学院バレー部顧問のケースは完全にアウトですね。

ネットでは体罰ではなくて障害罪だと言う声があふれています。

体罰と暴力の違いは?

体罰と暴力の違いは何でしょう。

体罰】反省か改悛(かいしゅん)を促す手段として、殴る蹴るなどして身体的苦痛を加えること。 身体的打撃による罰。

【暴力】1.乱暴な力・行為。不当に使う腕力。

2.合法性を欠いた物理的な強制力

出典:weblio時点

要するに、同じ暴力には変わりないのですが 「教育目的」であるなら【体罰】となるようです。

教育目的で振るう暴力で、しかも相手は子どもならなおさら”たち”が悪いと思うのですが、なぜか【体罰】と言う言葉に変換されると、必要悪感が出て来ますよね。

もう、体罰と言う言葉を無くして暴力と呼んだ方がいいと思うのでがどうでしょう。

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